Apple Tips〜林檎のこえだ〜
Macを使っているあなたへ送るアップルマインドに溢れたプログラム。クリエイターSNS 「XSHIBUYA(クロスシブヤ)」を手掛ける佐藤豊彦を講師に、毎回、先端を行くゲストを迎え、クリエイティブの情報やトレンドを判りやすくお伝えします。Macユーザーの954情報キャスター柳沢怜がMCを務めます(提供:大塚商会/制作協力:TBSラジオ)
デザイナーが[完全な形]としてデータを作成した時、それがどこまで再現されるのかが[印刷技術]となります
[完全な形]であるからこそ、そのまま出力することで[完全な形]として印刷されることになる筈です。が、そこに[校正]という段階をどう考えるか、どこからどこまで対応させるか、きちんとフローとして認識をしておかないとならないでしょう

制作工程におけるPDF入稿はメリット、デメリットがあります
そこをどのように対応するようにしておくかという[お約束]をきちんと決めておかなければならないでしょう
闇雲にPDF入稿を推奨しているわけではありません
目的と結果、それをスムーズに運ぶための方法であることがPDF入稿の最大のメリットであるわけです
ムダ、ムリを軽減し、時間や費用という[コスト]を使うべきところに使うということでしょう

プリフライトは、フライトチェックと呼ばれ、出力前に出力するデータを確認する作業工程のこと。きちんと創った「はず」のデータであっても、人の作業では「見落とし」「ケアレスミス」がつきもの
それをカバーするのがソフトウェアを使って行う
定番的には「Markzware FLIGHTCHECK CLASSIC-J v4.1」で、QuarkXPress v.3.1 - 4.1/Adobe PageMaker v.4.2 - 6.53/Adobe Photoshop v.4.0 - 6.0/Adobe Illustrator v.5.5- 9.0/Adobe InDesign v.1.0 J - 1.5 E/Adobe Acrobat v.3.0 - 5.0(PDF v1.2 - 1.4)/Macromedia FreeHand v.7.0 - 10.0/Microsoft Word v.8.0 - 9.0/PostScript Lev. I , II , IIIと必要なアプリケーションにはほぼ対応している
しかし、「InDesign」でデータ作成したのであれば、InDesignが持つ機能で大丈夫、PDFにしたのであれば、「Acrobat8」にプリフライト機能はある。今回の懸案となっている「QuarkXPress v.3.1 - 4.1」で作成したデータはどうするのかというところだろう。
なお、JAGAT(社団法人日本印刷技術協会)にも詳細が書かれているので、一読することをお勧めしたい
「デジタルデータのプリフライト」(JAGAT(社団法人日本印刷技術協会)HPより)
http://www.jagat.or.jp/column/1999/i906sei.htm


足立 仁(あだち ひとし)

1954年生まれ
日本大学芸術学部写真学科卒業
製版会社でPDFにめぐり合い、現在はCTPサービスビューローと、PDFサービス及びコンサルティングを業務にしている[ 有限会社Bitcafe ]を運営
PDFと出会ってもうすぐ10年になるPDFオーガナイザーの一人
その他にも、制作、印刷業界のさまざまな関係団体の役員を務め、PDF Conference実行委員会委員、PDF/X-PlusJ推進協議会 代表、日本PDFコンソーシアム運営委員
30回目の記念となる配信は、DTP業界においても課題のひとつとなっているPDF入稿についてお話をお聞かせいただきます。PDF入稿で最も大切なことは何か、私たちは知っているようで、実はあまり理解をしていなかったのではないでしょうか?
デザイナーの仕事という領域においては、何だか、手離れが悪くなりそうで、製版担当になると修正が面倒臭くなったりと話が複雑怪奇な物と理解をしているのではないでしょうか? はっきり言って、それは違います。
どこが違うのかを今回のゲストである足立さんにお話しいただきました。
本気で取り組むことで、これまでの利益構造が変わり、収益が、また効率が高くすることができるとしたらどうでしょう?
経営者の立場が良くなるのではなく、デザイナーの仕事がラクになることにも繋がります
イメージは家を建てる感じでしょうか。地盤から上物に至り、更にはその中に収める家具に至るまでを[あてずっぽう]で作るのではなく、きちんと予め決めて臨むことになります
PDF入稿のポイントはそこにあります
ぜひこの機会に考えてみてはいかがでしょうか?
PDF/X-PlusJ
詳しい話はPDF/X-PlusJ推進協議会のページにある
簡単に言ってしまえば、国際基準ISOに準拠したPDF、印刷種類別に仕様を細分化し制限を加えた新しい運用ガイドラインを発表したのがPDF/X、これを日本語に対応させ、その仕様を組んだのがPlus-Jとなった。まずはこの流れを理解しておいていただきたい